トランプ氏、マール・ア・ラーゴで演説し無罪主張 民主党や検事を激しく批判

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アメリカ・ニューヨーク州の大陪審に起訴され、同州の裁判所に初出廷したドナルド・トランプ前大統領(76)は4日夜、フロリダ州の私邸マール・ア・ラーゴに戻り、演説を行った。
演説の中でトランプ氏は無罪を主張し、自分は民主党による陰謀の被害者だと述べた。また、マンハッタン地区検察のアルヴィン・ブラッグ検事と、裁判を担当するホアン・マーシャン判事、さらには両者の家族に対しても、言葉で攻撃した。
ニューヨーク州の大陪審は3月末、2016年大統領選の直前に、過去の性交渉について元ポルノ女優に口止め料を支払ったとされる疑惑に絡んで、トランプ氏を起訴した。
トランプ氏はこの日、ニューヨークのマンハッタン地区検察に出頭。そのまま逮捕され、裁判所に初出廷し、34件の事業記録改ざん罪について無罪を主張した。
トランプ氏は、ニューヨークでは公の場でコメントしなかった。
その後、トランプ氏はマール・ア・ラーゴに帰宅。支持者と握手を交わした後、ボールルームで演説を行った。
演説会場には、子供のトランプ・ジュニア氏、ティファニー氏、エリック氏のほか、共和党のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員(ジョージア州)などの熱烈な支持者が集まった。一方、妻のメラニア氏は同席しなかった。
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約25分にわたる演説の最初の数分は、トランプ氏のこれまでの政治的主張が繰り返された。
トランプ氏は、2016年の大統領選以降、長年にわたって政治的、法的な非難を浴びせられてきたと根拠を示さずに述べ、今回の起訴は単なる党派的な攻撃と決めつけた。
また、「私が犯した唯一の犯罪は、この国を破壊しようとする者たちから、懸命にこの国を守ってきたことだ」と述べ、「民主党は最初から、私の選挙運動をスパイしていた。(中略)不正な調査を次々と仕掛けてきた」と、民主党を批判した。
「ロシア、ロシア、ロシア。ウクライナ、ウクライナ、ウクライナ。でっちあげの弾劾裁判その1。でっちあげの弾劾裁判その2。ここマール・ア・ラーゴで、違法で違憲の捜索を行った」
トランプ氏には2016年の大統領選直後、選挙でロシアと結託していた疑惑や、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に政敵であるジョー・バイデン大統領と息子のハンター氏について捜査するよう求めていた疑惑が出ていた。
連邦捜査局(FBI)は昨年8月、機密文書が不当に持ち出されていたとして、マール・ア・ラーゴを家宅捜索している。
トランプ氏はこの日の演説で、「有識者や司法アナリストの誰もが(起訴すべき)事件などないと言っている」と、証拠のない主張を行った。トランプ氏はこの有識者らの名前を挙げなかった。
さらに、起訴された際に弁護士から 「ここには何もない、あなたが何をしたのかさえ触れられていない」と言われたと述べた。
検事や判事の家族を攻撃
トランプ氏は演説の中で、マンハッタン地区検察のブラッグ検事を攻撃。「本当の犯罪者は地区検事だ。不法に情報を流した」と述べ、検事は情報流出について起訴されるべきであり、少なくとも辞任すべきだと主張した。
また、ブラッグ検事の妻が、今回の起訴でトランプ氏が「アウト」になるとツイートしたことに反発。「彼女はこの後、ツイッターのアカウントに鍵をかけた」と述べた。
裁判を担当するマーシャン判事については、「トランプ嫌いの家族を持つトランプ嫌いの判事」に当たったと述べ、判事に偏見があると証拠を示さずに主張。さらに、「判事の娘はカマラ・ハリス(副大統領)の下で働いている」と言及した。
トランプ氏はこれまでも、ソーシャルメディアなどでブラッグ検事やマーシャン判事を繰り返し攻撃している。
マーシャン判事は法廷で、トランプ氏に裁判について口外するのを禁止しなかったものの、「暴力や内乱をあおるような発言を控える」よう求めた。

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トランプ氏の次の対面審理は12月4日に設定された。
トランプ氏は2024年大統領選への出馬を表明している。起訴されたことは、これに影響しない。仮に今後、有罪となって服役したとしても、大統領選への立候補を禁止する規定は合衆国憲法にない。
トランプ氏は、他のいくつかの事件でも捜査対象となっている。2021年1月の連邦議会襲撃事件での役割、2020年大統領選でジョージア州での敗北を覆そうとした取り組み、退任後の機密文書の取り扱いなどが含まれる。1990年代の強姦事件についても提訴されている。














